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チーズに足りない栄養素は?

チーズには、本当に様々な栄養素が含まれています。
体を構成する主成分であるタンパク質ですが、チーズに含まれるタンパク質は特に良質で、消化が良いことから非常に効率よく吸収されます。
そのため、二日酔いの朝にも良いと言われます。

さらに、チーズには体内で合成できない必須アミノ酸なども含んだアミノ酸類を豊富に、そしてバランスよく含んでいることから、成長期にも理想的な食べ物です。
タンパク質もですが、カルシウムも骨の構成物質であることから子供の成長、そして骨粗しょう症予防にも良い効果が期待できます。
また、脂質も入っています。

脂質というと「栄養素」というより健康を害するものとして敬遠される傾向がありますが、
チーズに含まれる脂質は、同じく含まれている豊富なビタミンBの助けもあって、すみやかに体に吸収され、すぐにエネルギーに変換されるので、健康的なものです。
先ほど述べたビタミンBの他にも、ビタミンAが含まれています。
ビタミンBに関しては、体内の脂肪を分解し、更に燃焼させることで脂肪の蓄積を防ぐ他、体の成長、そして疲労回復効果が期待できます。

そしてビタミンAは牛乳の乳脂肪や緑黄色野菜に含まれる成分で、皮膚や粘膜組織を守る作用があります。
今では、鳥目予防のほか、がん予防効果もあるとして注目されている成分でもあります。
さらに、生活習慣病の原因とも言われるコレステロールや塩分といった成分も人間の体、特に育ち盛りの子供にはピッタリの栄養素です。

摂り過ぎはもちろんよくないですが、チーズを通して適度に摂取するとよいでしょう。
このように多くの栄養素を豊富にバランスよく含んでいることから完全栄養食品とまでいわれるチーズですが、含まれていない栄養素があります。
それは、炭水化物とビタミンCです。
そのため、チーズと一緒にパンや野菜と果物ジュースなどをいただくことで全ての栄養素を網羅した食事ができるでしょう。

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