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山羊チーズと牛チーズの違い

日本では通常牛乳を使ったチーズが主流ですが、次点となるのが山羊から作られたチーズです。

山羊の特徴といえば、その特有の強い風味、そしてやわらかさです。
そのくせのある味わいから初心者には少々不評になる傾向が強いですが、
病みつきになる!という人も多いのが事実です。

そんな2つにはいくつかの特徴があります。

人によっては牛乳ではアレルギーをおこすけど、山羊乳では起こさない!と言う人もいますが、
これはタンパク質が違うことが原因として挙げられます。
しかし、実際には他の成分に関しては特に牛乳と変わりないので、牛乳がダメなら山羊、というように考えないほうがいいでしょう。

また、山羊のチーズの方が消化吸収がよいとききます。
これは、山羊乳の方が脂肪球が牛乳のそれに比べ、小さいからです。
単純な話ですが、脂肪球が小さいほど、体への消化吸収率もよくなります。

また、製造方法が一緒であれば、山羊乳のチーズは牛乳のチーズと比べると、その色合い白いです。
これは、牛乳にはカロチンが入っていますが、山羊乳には含まれないことからだと言われています。
代表的な牛乳のチーズとしては、フレッシュタイプやウォッシュタイプ、白かび・青カビタイプなど、大きく7種類あるとされています。

そして牛乳が通常年間とおしてある程度均一に生産されていることから、基本的に生産量に関しては大きな違いはありませんが、生産される季節によって、若干成分内容や含有量が変わったり、さらに地域によっても含まれる乳脂肪の比率やたんぱく質量も変わってきます。
そのため、牛乳を使ったチーズであっても、種類によっては、一年のうちの決まったタイミングでしか作れないというものもあります。
対して、実は歴史の中でも最初にチーズらしきものが作られたのは、山羊乳を使用したチーズだとされています。
フランスでは古くから、山羊のチーズというのは復活祭から万聖節までとされており、
今でも農家では春から秋の間だけ山羊のチーズを作製しているところもあります。

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